エティヴァ(レティヴァ)AOC

スイスで「山のチーズ」のエリートとして頑なに伝統手法を守るチーズ。

	おだやか				濃厚
味
香り

■タイプ：ハード/セミハード		■原料乳：牛乳
■原産国：スイス		■内容量：約100g/300g(不定量)

この熟成のものは、ハードチーズのなかでも、しなやかさを持っています。穏やかな酸味と旨味、コクのあるミルクの味わいに塩味がアクセントとなり、その後で良質なミルクの甘味を感じます。 香りは独特のフリュイテと呼ばれる芳香があり 、チーズの表面部分に強く現れ内部は比較的穏やかな印象です。かすかにスモーク香も感じとれますが、薪を使ってミルクを加熱するからでしょうか。
お好みでサイコロ大のブロックにカットして、口の中で溶かしながらワインを飲むのも良いですが、私は薄めにスライスしたものが香りが立ち易く好きです。ドライフルーツやパンと一緒に召し上がってもチーズの美味しさが引き立ちます。

ワインはフルーティーな白ワインをどうぞ。
やや辛口もしくはやや甘口と意見が分かれますが甘口なら、イタリアのチェレット・モスカート・ダスティを試してみて下さい。

このエティヴァはスイスA.O.C認定の第1号チーズです。
スイスの西部にあるレマン湖の東側、標高1500mにあるヴォー州エティヴァ村がその産地で、アニメの「アルプスの少女ハイジ」の舞台になっているような高地放牧によって生まれるアルプスのチーズです。

アルプスのチーズは12世紀頃、修道士たちによって森が開拓され牧草地となったところから始まります。
グリュイエール周辺やヴォー州周辺、国境を超えフランス側でも大型の「山のチーズ」は総称してグリュイエールと呼ばれるようになり、グリュイエールは世界的に有名になりましたが、大量生産されるものも手作りされるものも区別がつかなくなりました。
エティヴァは歴史や製法はグリュイエールと重なりますが、頑なに昔ながらの伝統製法を守り続け、グリュイエールのエリートとしての地位も守り続けたのです。その結果スイスAOC認定第一号となったのです。

アルパージュ（夏季放牧）の期間5月10日～10月10日に高地で造られたチーズは1週間以降にエティヴァの共同熟成庫に運ばれ熟成されます。
原料乳の輸送は禁じられ、放牧現場でチーズ造りが行われます。ミルクを凝固させるために使う酵素は子牛由来のものに限られ、銅製の釜を使い、加熱は薪という伝統を守り続けているので年間の生産量は320トン前後と貴重なチーズです。

【エティヴァAOC】
【販売価格】
100gカット　2,808円(税込)
300gカット　7,840円(税別)

※この商品は【不定量商品】で実際の重量にて再計算となります。