ブリ・ド・モーAOP　フェルミエ　ロートシルト

「チーズの王様」と称されるブリドモーの中でもロートシルト家が作る誇り高き逸品。

	おだやか				濃厚
味
香り

■タイプ：白カビタイプ		■原料乳：牛乳（無殺菌乳）
■原産国：フランス		■内容量：約100g/300g/500g

開封と共に熟成感ある香が漂いますが、味わいは繊細。というのも、香りからしてかなりの強い塩味を予想していたのに対し適度。それでいてコクと味の奥行き感が上手いバランスで拮抗しているからです。それでいて、この芳しいブリドモーの熟成香なので、私の場合、通常賞味期限近くまで寝かせますが、結構早い段階で食べても充分な美味しさです。

ややもするとしつこくなりがちな過熟の塩気が増さないうちに楽しめるので、最初の3切れ目まではぜひ、そのままお召し上がりになってみて下さい。
その後はクラッカーや果物、ジャムなどで変化を楽しむのも一興です。

ワインに合わせるなら、どっしりとした赤、また、ロートシルト家のシャンパーニュである、バロン・ド・ロートシルト・ブリュットと共演させてみたいものです。

「チーズの王様」と称されるこのチーズの説明は通常のブリ・ド・モーAOPに譲るとして、単一の農場（農家）で取れた牛乳から製造まで一貫して作られたチーズを「フェルミエ（農家製）」と呼びますが、このチーズはその農場主がロートシルト家です。

ワインに多少精通している方であればこの「ロートシルト」という響きは耳にしたことがあると思われますが、ワインの大醸造地方であるボルドーはメードック地区に有名なシャトーを持ち第一級の格付けワインを産出することで有名です。
ロートシルトという呼び名は「ロスチャイルド」のドイツ語風な呼び名だそうで、前出のシャトーのほか世界数箇所にも広大な畑を持つ他、ホテルやレストランを経営していますが、実は銀行が本業だとか。

ブリ・ド・モーがAOCを獲得した1980年以来、生産量が急速に増え大量のミルクが必要になり近隣からミルクを購入して作る生産者が増えたことと、大手の買収が進み小規模の生産者が減り、20世紀後半には「農家製」のブリ・ド・モーは消滅してしまいました。そこで1996年に「農家製」のブリ・ド・モーの復活に手を挙げたのがロートシルト家なのです。
様々な事業を手掛けてきたロートシルトのブランドをもってしても、舌の肥えたフランス人から評価されるのは、簡単ではなく、並々ならぬ努力があった事が伺えます。
今日ではその品質の良さが認められ、輸出許可がおり2年前から日本にやってくるようになったのです。

【ブリ・ド・モーAOP　フェルミエ　ロートシルト】
【販売価格】
100gカット　1,814円(税込)
300gカット　5,184円(税込)
500gカット　8,424円(税込)
※この商品は【不定量商品】で実際の重量にて再計算となります。